2012年6月8日金曜日

Logic でサイドチェイン

僕は4つ打ち系の楽曲はほとんど作ったことがないのですが、そういった曲を作る際はサイドチェインを使うと一気に「らしさ」が出るのではないか?と思っているわけです^^

もちろん、サイドチェインを使わない楽曲もあるのだろうけど、やっぱり4つ打ちのキックにシンセベースがしゃくり上げるようにヌワッ♪ヌワッ♪と入っているのは、それだけで気分が上がる(死語で言うならアゲアゲ)スパイスになってくれると思います。


そんなサイドチェインを使ったサウンドはもちろんLogic でも出来ますよ!!というのが今回のお話であります〜。


ってことで、とりあえず以下の動画をレッツチェケラ〜。







キックとシンセパッドの2トラックのみで、前半はサイドチェイン適用前、後半がサイドチェイン適用後となっています。


そもそも「サイドチェイン」というのは何かをトリガーとしてエフェクトをコントロールすることで、上記の動画はキックをトリガーとしてキックが鳴っている時のみシンセパッドのコンプが作動するようになっています。

ここでのコンプで音をグッと圧縮しているので、ヌワッ♪ヌワッ♪という音になっている訳ですね^^


設定方法は、まずトリガーとなるキックをBUS に送ってやります。




BUS に送る際に「ポストパン」、「ポストフェーダー」、「プリフェーダー」と選べるのですが、どれで送ってもいいんだけども、ここは「プリフェーダー」で送っておくのがいいんじゃないかな?と思う。


「プリフェーダー」で送るとキックの音量(フェーダーの動き)に関係なく一定の音量をBUS に送れるので、トリガーとして使う際に最適だと思います。

これならキックのフェーダーを下げきっても、きちんとサイドチェインのトリガーとして機能しますよ♪

これがデフォルトの「ポストフェーダー」だと、キックのフェーダーを下げてしまうとBUS に送れなくなってサイドチェインが機能しなくなるので、例えばサイドチェインを適用したシンセベースのソロを曲中でやりたい場合、キックのフェーダーを下げてしまうと白玉のサイドチェインがかかっていないベースが悲しく鳴ることになる(笑


BUS に送る際は基本、0db で送って、BUS のアウト(Logic ではAUXトラック)を「出力なし」にしましょう。




次にサイドチェインを適用したトラックの最終段にコンプを挿して、右上の「サイドチェーン」という箇所でトリガーとするソースを選んでやります。(今回はBUS 1)




これで準備は出来たので、あとは再生しながらコンプの設定を詰めていきます。



基本的にはアタック早め、レシオ高めでスレッショルドを下げていき、コンプがガッツリかかるような設定にするとアゲアゲな音になる気がする。

この時に一番重要なのがリリースで、ここを適切に処理することでノリみたいなのが決まってきます。

ですので、再生しながらリリースを探っていって、気持ちいいポイントを見つけていくやり方がいいですよ♪


今回はLogic の純正コンプを使用しましたが、他社のコンプでもサイドチェインが使えるのありますよ!!(ただ、我が愛用のIK Multimedia T-RackS 3 は使えなかったっぽいが・・・
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5 件のコメント:

  1. めっちゃ簡単にいけました\(^o^)/
    分かりやすい説明ありがとうございました(≧∀≦)

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    1. >youさん

      お役に立てて光栄であります^^

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  2. わかりやすい説明ありがとうございます。

    動画も、短い時間でまとめられていて、理解を早くまとめることができました。

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  3. とてもわかりやすい説明です。
    動画も短い時間でまとめられていて、理解をより早くすることができました。

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    返信
    1. >I Tetsuya さん

      Logic のサイドチェインの記事書いた事すっかり忘れていました笑。
      お役に立てて光栄であります♪

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