2013年8月18日日曜日

確実に進化している!Logic Pro X のドラム音源 Drum Kit Designer

Logic X のインターフェースがLogic 9 から変わった事で、操作に慣れるのに時間かかるかな?と思っていたんですが、意外にもスンナリと使えています。

多分、先日書いたようにLogic 9 で使っていた自分用にカスタマイズしたキーコマンドがそのまま使えるため、同じような操作でいけるからだと思っています^^


ただ、そうは言ってもやはりLogic X で追加された機能や音源は毎日掘り下げたいもの。


ということで、今日はLogic X で大幅に強化されたドラム音源の「Drum Kit Designer」を使用してみました!!





アップル - Logic Pro X - 音楽制作。そのすべてを極めるために。








Logic Pro X 付属音源 Drum Kit Designer


まず、このDrum Kit Designer は基本構成がキック、スネア、タム×3 、ハット、ライド、クラッシュ2枚 という構成で、画面上では見えませんが、ここにさらにタンバリンやクラップの音も含まれております。

もちろんマルチ出力にも対応していますよ。


画面上のドラムのキットを選択することで、左側側に交換可能なキットピースが、右側には現在選択しているキットの設定(ピッチ、サスティン、音量)を調整できます。




ピッチとサスティンの調整が出来るのはなかなかGood ですね。


タムとクラッシュについては、各パーツ毎に設定する事も出来ますし、タブの「ALL」を選んでやる事で一括して設定することも可能です。




ここら辺の設定についてはかなり直感的に操作出来るインターフェースになっているので、ほとんどマニュアル見なくても楽勝で使えると思います。


こんなユーザーフレンドリーなLogic は僕の知っているLogic じゃない。←


選べるキットのプリセットが多数あるので、ここから好みのキットを選んだ後、各設定で調整してやるのがいいと思いますYO!!




Producer Kit でDrum Kit Designer の本気を見よ!!


ただ、そうは言ってもやはり付属音源。

Drum Kit Designer でのマルチアウトはキック、スネア、ハイハットしかなく、このようなドラム音源で必要なルームマイクの音が含まれていないなど、どこか簡易的な音源というイメージを持ってしまう。



と、思いきや!!



このDrum Kit Designer にはProducer Kit が含まれており、これを選ぶ事でDrum Kit Designer の潜在能力がフルに発揮されるのであります!!




Apple のLogic Pro X サイト上には以下のように記載されています。


さらに精巧なProducer Kitを選ぶと、そのプロデューサーが使ったすべての処理やルーティングと一緒にパッチが読み込まれ、フルマルチチャンネルのミックスにアクセスできるようになります。プロがその特徴的なサウンドをどのように生み出したかがわかったら、そのテクニックをそのまま、もしくはちょっとひねりを加えて、取り入れてみましょう。



見よ!!これがProducer Kit だ!!






特筆すべきは何と言ってもミキサー部分。

キックとスネアについては表と裏 の2トラックあり、ルームマイク、オーバーヘッド、さらには他のピースマイクへの被り音(ミキサー部分でいうLeak )まで含まれています。

上述のようにミキサー部分のルーティングについてもすでに読み込まれており、さらに簡易的にエフェクト処理もされているので、この状態でそのまま使うも良し、ここから好きなエフェクトを挿してさらに音を追い込んでやるも良し。


はっきり言って、付属音源としてはかなり上出来な気がします!!(しかも、これで17,000円・・・)


で、Producer Kit では変更可能なパラメータやキットにも違いがあります。




上記はキックを選択した状態でのDrum Kit Designer の画面ですが、Producer Kit では変更可能なキットの数が増え、さらに各マイクへの被り音、オーバーヘッド、ルームマイクのON/OFF 、そして、ルームマイクについては2タイプの内どちらを選ぶか選択できます。

さらに、Producer Kit ではタム、ハット、クラッシュのキットについても交換可能です。




このように、Logic X の付属ドラム音源がかなり使える音源になっております!!

ただ、クラッシュは2枚しか使えなく、スプラッシュシンバルもパッと見た感じなさそうな気がするのが難点だが(苦笑


ハイハットの開閉をモジュレーションで制御


このDrum Kit Designer にも拡張パラメータ領域が存在していて、インターフェースの左下の矢印を押すと出てきます。

ここではパーカッション類の音量を変更出来るんですが、何と言っても、マッピングの変更によってモジュレーションホイールでハイハットの開閉を制御出来るようになるのが大きい!!




マッピングについてはGM 配列を基本として、そこにモジュレートでのハイハットの制御、さらにV-Drum 標準互換も選べます。

僕はV-Drum 持ってないのであまり意味ないんですが、やはりモジュレートでのハイハットの制御は嬉しいポイントだと思います。


Logic 新機能Drummer で使う事により魅力がさらにアップ!!


このように単体の音源として見ても結構使える音源になったんですが、Logic の新機能のDrummer で使う事でその魅力をもっと引き出す事が可能です。




Drummer は簡単な操作によってドラムのフレーズを自動生成する、とてもパワフルな機能であります!!


ということで、次回はこのDrummer について書こうと思います。(あくまで予定だがw)


Mac を使っている方の最初のDAW として、Logic はマジでオススメ出来るDAW になってる気がするYO!!

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3 件のコメント:

  1. Producer Kitの秘密は知らなかった。助かります。

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    返信
    1. >Takashi Murata さん

      Producer Kit を使うことで結構追い込んだ音作りが出来ると思います^^
      各ピースのルームマイクやオーバーヘッドの被り音のボリューム操作が出来ないなど、若干の不満点はありますが、それでも付属音源としてはかなりクオリティーが高いと思います!!

      初めてDAW を買う人にはLogic を買って、足りない箇所を音源などで買い足すということをすれば、かなりローコストでやっていける気がします。

      Logic のDrummer でProducer Kit を使うことも出来るのもグッドですよね♪

      削除
  2. Producer Kit、知らなかったです!
    ありがとうございます!
    ところで、Jazzとかで出て来るブラシドラムの打ち込みって出来ますかね

    返信削除

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