2013年8月19日月曜日

Logic Pro X の代替バージョンとプロジェクトバックアップ

前回のブログ記事に書いたように、今回はLogic X の新機能Drummer の記事を書こうと思ったんですが、Logic X を触っている中で気付いた事があったので調べてみたところ、過去のLogic とは違った概念の箇所がありました。

Logic 9 まではプロジェクトの自動バックアップ機能があったんですが、それがLogic X で少し変わっているようです。




上記はLogic 9 の環境設定画面ですが、ここでプロジェクトの自動バックアップファイル数を設定することで、保存する度にプロジェクトフォルダ内の「Project File Backups」にどんどんバックアップファイルが保存されていました。

ただ、どうもLogic X になってからそこら辺の概念が変わったようです。


Logic Pro X のプロジェクトバックアップ


まず、Logic X では「Project File Backups」フォルダは作られず、プロジェクトのバックアップファイルも最大で10個までしか作成されないようです。

「Project File Backups」フォルダが作成されないので、Finder からバックアップファイルにアクセスすることが基本的にできません。過去のプロジェクトに戻したい場合は、Logic のファイルメニューの「戻す」から選択してやる必要があります。




この点がLogic 9 とは決定的に違い、Logic 9 ではFinder からアクセスする形でした。




Logic 9 のバックアップの場合、Finder からQuick Look でプロジェクトの中身を目視出来るので、どのような状態か?っていうのが分かったり、Logic の「取り込み機能」を使う事でバックアップファイルから音源などの設定を簡単に持ってくることが出来たんですが、それが今回のLogic X で出来なくなったっぽい・・・

バックアップファイルも最大10個までなので、大きく過去に戻る事がし辛くなった感がありますね。


まぁ、バックアップファイルを使う時は、プロジェクトが必ず固まるとかおかしくなった時、正常な状態まで遡るのに一番使うんですが笑。


Logic Pro X の代替バージョン


上記のようにプロジェクトバックアップの概念が変わったんですが、Logic X では新たに代替バージョンを作成することが出来るようになりました。

代替バージョンとはいわゆるスナップショットのことなんですが、これを作る事で重要な分岐点(例えば別ミックスを作るとか、アレンジを変えてみるとか)に戻りやすくなっています。




Logic ファイルメニューの「代替バージョン」から作成、編集、代替バージョンの選択が可能です。

マニュアルを見たところ、代替バージョンについては上限が書いていないので、無制限に作れるのかもしれません。(あまり作りすぎると重たくなりそうだけど)


代替バージョンではオーディオなどの素材が共有される形になり、プロジェクトバックアップについても代替バージョンごとに10個まで保存されます。


プロジェクトの管理方法が変わった


このようにLogic 9 と比べてプロジェクトの管理方法が少し変わりました。

Logic ファイルメニューから直接アクセスする形になっているので、扱いやすいと言えば扱いやすいですが、バックアップファイルの上限が決まっていたりするので、その辺り慣れるまで注意が必要かもしれません。


僕はずっと曲作りの分岐点では都度、「別名保存」で新しいプロジェクトとして保存していました。




上記のように日付で管理したり、ミックスに入る前の状態で保存したり、色々名前を変えていつでも戻れるようにしていたんですが、Logic X の代替バージョンでここら辺をもうちょっと簡略化出来そうな気がします。

プロジェクトファイルが多くなるとだんだん訳が分からない状態になってくるし笑。


自分に合ったプロジェクトの管理法を早く見つけないといけないですね。


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