このDrummer については、もうすでに色んなとこで使い方が記載されているので、わざわざ僕のブログで使い方を書くまでもないかな?と思っているんですが、フレーズを自動的に生成するというイメージが先攻しているため、どういうフレーズが出来るか運に任せるようなイメージがあると思います。
もちろん、その点が大部分を占める(Drummer 自体そういったものだと思うし)んですが、実はこのDrummer はトラックを指定することで、そのトラックにあったキック、スネアのパターンを生成したり、MIDI リージョンに変換して自分で追い込むことも出来ます。
という事で、今日はDrummer のディープな部分を紹介しようと思います!!
アップル - Logic Pro X - Logic Pro Xの新機能
一流セッションプレイヤーと共に!!Logic Pro X のDrummer
このDrummer について簡単に説明すると、1つのプロジェクトに1つだけDrummer を追加する事ができ、Drummre エディタのパラメータを調整することで出来上がるフレーズを調整します。
ここで注目して欲しいのが、アレンジメントマーカーに沿ってDrummer リージョンが追加されていること。
前もってアレンジメントマーカーでイントロとかAメロとかを小節単位で指定することで、その後にDrummer を追加すると、それに沿ってDrummer リージョンが作られるのだ!!
あとはDrummer リージョンをダブルクリックすることで、各リージョンの設定を変更しリズムパターンやフィルインを変更することができます。
ここら辺は正直マニュアルを読まなくても直感的に操作出来るポイントだと思う。
Logic X になってエンバイロメントがなくなったっぽいですし、敷居がかなり低くなって、過去のバージョンと比べると使いやすくなっている印象が強いです。
各操作については以下のブログで動画付きで紹介されているので、基本的な部分を知りたい方が一度見てみるといいですよん。
Drummer は他社DAW にない強みなので、Logic に興味がない人でも「おぉ!!」とちょっと前のめりになると思います笑。
Logic Pro X 新機能_2 Drummer | パソコン音楽制作/DTMスクール/DTM教室/DAW
トラックに合ったドラムパターンを作るために
しかし・・・ですね。
Drummer の設定でリズムパターンが変わるといっても、やはりそこは運任せな訳ですよ。
特に、ベースがとてもグルービーに弾いている場合、キックをベース合うようにしたいと思っても、XY パッドで演奏の複雑さや音量を調整したり、キックやスネアのパターンのバリエーションと選択しても、なかなかガチッとハマるフレーズが出来ない。
ただ、そこは生まれ変わったユーザーフレンドリーなLogic Pro X !!
Drummer エディタ内の「キック・スネア」バリエーションスライダの「従う」にチェックをすると、スライダーがポップアップメニューに変わります。
ポップアップメニューからリズムを反映させたいトラックを指定する事で、Drummer のキックとスネア(特にキックだね)がそのトラックの影響を受けてガチッとキマるフレーズになってくれます。
上記の場合は、ベーストラックを反映させているので、そのベースに合うようにDrummer のフレーズが生成されます。
前半が「従う」OFF、後半が「従う」ON の状態。
反映させたいトラックを指定することで、簡単にトラックに合ったドラムフレーズを作る事が出来るのです!!
MIDI リージョンに変換してさらに追い込んでみよう
このDrummer はDrummer リージョンという特別なものを使っているので、ピアノロール画面などで編集したい場合、MIDI リージョンに変換してやる必要があります。
やり方は変換したいDrummer リージョン上でControl キーを押しながらクリックし、「変換」→「MIDI リージョンに変換」を選ぶとDrmmer トラック上にMIDI リージョンが現れます。
もしくは、Drummer リージョンを別の空のトラックに移動させると自動的にMIDI リージョンに変換されます。
ここからさらに追い込んだドラムの打ち込みが可能な訳ですね!!
さらに音源についても先日書いた「Producer Kit」を使う事で、Logic のみでもドラムについてはものすごい可能性を秘めていると思いますYO!!
どん底からのDTM生活 ~リターンズ~: 確実に進化している!Logic Pro X のドラム音源 Drum Kit Designer
何度も言って恐縮だけど、これで17.000円だからな・・・(ゴクリ
僕ならこう使いたい!!
このように、Logic Pro X のDrummer はとても魅力的な機能でありますが、僕個人的にはスケッチ段階の仮ドラムにとどまらず色んな場面で使いたいと思いました。
Twitter で教えて頂くまで気付かなかったんですが、MIDI リージョンに変換出来るという事は、他の音源で鳴らせるということなんですよね!!
Drummer はGM 配列なんですが、僕が使っているAddictive Drums はAddictive Drums専用配列からGM 配列にすることが出来るのだ。
もちろん、このままではDrummer で作ったフレーズがAD で完全になるとは限らない(ベロシティーの関係もあるしね)んだけど、Drummer を元にフレーズを作る、考えるというのがとてもやりやすいと感じます。
あと、僕のようなドラムに疎い人は特にフィルインについてレパートリーが少ないと思うので、そのフィルインをDrummer で作ってしまって、それを真似るというのもアリだと思ってるYO!!
と言うか、フィルインについては積極的にパクっていきたい笑。
さらにだ。
このDrummer は楽器の練習にもピッタリな気がしています!!
Twitter で「Drummer に合わせてベースを弾くのが楽しい」という声を聞いたんですが、確かにDrummer に合わせてベースを弾きたいってすごい感じるんですよね。
Apple 曰く、一流のセッションプレイヤーということなので、そのドラムに合わせて弾くだけでもかなり楽しいんじゃないか?って思っています。
てか、今ベースがすごい欲しくて・・・ね。←
Logic のバージョンアップにDrummer も絡めて欲しい!!
最後に声を大にして言いたいのは、Logic のバージョンアップに合わせてDrummer もどんどんバージョンアップして欲しい!!ということ。
このDrummer はジャンルを選んで、その中からドラマーを指定する形になっているんだけど、現時点ではジャンルが4 つしかない。
「ROCK」、「Alternative」、「Songwriter」、「R&B」の4 つなんだけど、「Funk」とかあっても全然良くないかい?と思う訳だ笑。
「Long Train Runnin」が弾きたくなるようなジャンルがあっても良いではないか!!(あれがFunk がどうかは知らないけど^^)
超高速リフが弾きたくなるような「Heavy Metal」とかあっても良いではないか!!笑
だから、Logic の差分バージョンアップに合わせて、このDrummer もより良くして欲しいとすごい思うのです。
それだけポテンシャルが高い機能だと感じるんですYO。
よっしゃー!!積極的にDrummer は使っていくぜぃ!!
この機能はドラムがいないバンドに役立つかもしれませんね。
返信削除>Tetsuya I さん
削除そうですね^^
あと、ひとりぼっちのDTMer にももってこいの機能だと思います笑。
Drummerで質問なのですが、ドラムの入りはフィルインで入れるものの、
返信削除終わる時は、どうやって終わればいいのでしょうか??
Drummerが曲の終りを察知してくれる訳でもなさそうなのですが。。
全然使いこなせていないため、要領を得ない質問かもしれませんが、
アドバイス頂けると嬉しいです。
よろしくお願いします。
どうもこんにちわ^^
削除そういえば、曲の終わりは自動で認識してくれませんね苦笑。(もしかしたら僕の見落としかもしれませんが・・・)
僕はDrummer リージョンを小さくしてました。
例えば、小節の頭で「パーン」と終わって欲しい場合は1伯くらいのリージョンにして代用したり、フィルインを絡めて最後にキメるみたいな場合は、フィルインだけのDrummer リージョンを作って、最後に先程のように1伯くらいのリージョンでキメるとかやってました笑。
最近はDrummer を使っていないので、もっと使い込んでいたらより良い方法が見つかるのかもしれませんが、今の僕はこのぐらいの案しか浮かびません涙。
僕の方こそ的を得ない回答になってしまい、すみませんでした。
何か良い方法見つかったら、またコメントなどで教えて下さい^^
Yuukiさん
返信削除早速の回答ありがとうございます!! 実は、こういうブログにコメント入れたの初めてで、
とても緊張してました。。
昨日の今日で回答頂けるとは思っていなかったのでとっても嬉しいです!
ありがとうございます。 ブログ大分前から読ませて頂いてて、その知識の深さに驚いてました。
特に、こちらの記事の最後の応用編とかは、今の自分にはちんぷんかんぷんです(笑)
ただ、ほとんどよく分からないものの、Yuukiさんの文章が単に読んでて面白く、いつか分かる日も
くるのかなぁ、と楽しく読ませて頂いています。
憧れの方に、こんなに簡単につながれる事に感動しました。
なるほど、リージョンの短縮は思いつきませんでした!! そんな事できるんですね。
思い切って質問してみてよかったです。
はい、何か他に良いアイデア思いつけたらまたコメントします^^
ちなみに、苦肉の策で考えていたのは、別途Drummerのトラックを増やして、最後に
シンバルを一発鳴らす、、といったものでした。。(笑)
そうすると、同じキットの”So-cal"を使用していても、音が全然違うように聴こえてしまうんです。
Yuukiさんのアイディアの方が断然いいですね(≧∀≦)
これからもよかったら色々教えてくださいm(__)m 早く追いついてこちらからも何か良いアイディアを
お伝えできるように頑張ります!!