ググってもなかなか良い情報が出てこなかったので、今回は僕が行ったiMovie による動画作成から投稿までの一連の流れを書いておこうと思います。
で、用意する素材は、ボカロ曲のWAV ファイル(AIFF ファイルなどのリアルPCM ファイルなら何でもいいと思う)、曲ファイルと合成する画像。で、それをiMovie '11 で合成して字幕を付けて書き出して投稿する流れですね。
iMovie に関してはiMovie '11 でなく、前バージョンなどでも基本的には同じ操作だと思います。
絵心がない方はPIAPRO というサイトがあるので、マナーを守って(ここ重要!!)画像を探してみると良いですよん♪
今回は「のほほさん」の素敵なイラストをお借りしました。本当ありがとうございます!!
さて、僕が動画を作成する際に参考にしたのが以下の動画。
では、まずは動画の作成から。
iMovie を立ちあげて、iMovie メニューの「ファイル」→「新規プロジェクト」からプロジェクトを作成し、名前(プロジェクト名)とアスペクト比を指定して作成します。他の箇所(フレームレートなど)はとりあえずそのままで良いと思います。
アスペクト比に関しては画像に近いのをとりあえず選び、僕の場合は「4:3」のアスペクト比を今回採用しています。
すると以下のような何もない画面に切り替わるので、左上の箇所に画像素材をドラッグ&ドロップで追加します。
画像を取り込んだら、画像の右下の歯車みたいなのをクリックし、「切り取り、Ken Burns、および回転」をクリックします。
ここで「Ken Burns」を「全件表示」にしておきます。
この設定を行なっていないと、再生した際に画像がどんどん遠のくような効果が出てしまいます。
「Ken Burns」を設定したら再度、画像の右下の歯車みたいなのをクリックし、「クリップ調整」を選択します。
このクリップ調整では画像の再生時間を指定することになります。
ここでは2通りのやり方があります。
まず、継続時間を曲ファイルと同じ(か、それ以上)にするやり方。もしくは、10秒くらいにしておいて、画像をコピペするやり方。
継続時間を曲ファイル以上にする場合は、そのまま秒単位で継続時間を変えてやると、こんな感じでプロジェクトライブラリが表示されると思います。
次にコピペするやり方はとりあえず継続時間を10秒くらいにしておいて、そのクリップをコピペで繋いでいくというやり方。
どちらの方法でもいいと思うんだけど、僕はコピペしていく方法で今回は作成しました。
ここまで行ったら、音のファイルを取り込みます。取り込み方は画像と同じでドラッグ&ドロップで適当なとこに放り込んでやります。再生位置は「プロジェクトライブラリ」上で左右にドラッグすることで変えることが出来ます。
上記のように取り込めたら一度再生してみましょう♪きっとニヤニヤすると思いますよ(笑
この後はタイトルと字幕を付けることになります。
それらは右下の部分で効果を選んでプロジェクトライブラリにドラッグ&ドロップすることで追加でき、タイトルと字幕については「T」とクリックして効果を選び追加します。
先日上げた動画では、タイトルは「グラデーション - 黒」を選び、字幕は「下」を選んで付けました。ココら辺は結構直感的で出来るので、あまり悩むことなくスムーズに付けれましたよん♪
試しに、字幕を付けてみます。
まず、効果を選んで(ここでは「下」を選んでます)、それをプロジェクトライブラリにドラッグ&ドロップ!!
すると、上記のようにプロジェクトライブラリ上では字幕が波形のような形で表示され、右のプレビュー画面ではテキスト入力状態になります。
で、字幕をテキスト入力してプレビュー画面の「フォトパネルを表示」をクリック。ここでは字幕のフォントや表示位置などを指定できるので、ここで好みに応じて設定しましょう!!
字幕の表示設定を行ったら、今度はそれの表示時間などを設定しないといけない。
それはプロジェクトライブラリ上で字幕の波形をダブルクリックすることで「インスペクタ」を表示させ、継続時間などを設定します。
なお、字幕の表示時間位置については上記で書いたように、プロジェクトライブラリ上で直接左右にドラッグ&ドロップして調整してね。
字幕など全て追加したらいよいよ書き出しに突入します!!
書き出す前にいくつか注意点があります。
ニコニコ動画では一般会員とプレミアム会員でアップできる動画ファイルの容量などに差があります。
一般会員の場合はデータレート600kbps、ファイル容量40MB まで。プレミアム会員の場合はデータレート1000kbps、ファイル容量100MB までという縛りがあり、それを超えた動画をアップしてしまうとニコニコ動画にて再エンコードがかかってしまい、動画の質が著しく低下してしまうようです。
ですので、書き出したファイルは上記の縛りにひっかからないようにする必要があります。
また、ファイルの形式は色んな形式が対応しているようですが、H.264 を使用したMGEG-4 形式が一番良いようです。
僕は一般会員ですので、上記を踏まえて出来るだけ高音質になるようにiMovie で書き出していきます。
まず、iMovie メニューの「共有」から「QuickTime を使用して書き出す」を選択します。
書き出しでは「ムービーからMPEG-4」を選択し、オプションから詳細設定に入ります。
ビデオ設定は以下のようにしてください。
ここで注意点は、ビデオフォーマットは必ず「H.264」を指定、データレートは256キロビット/秒(これはもうちょっと大きくてもいいのですが、とりあえず詳細な説明は後に持ち越します)、最適化は「ダウンロード」、アスペクト比は4:3 の場合はカスタムから「512 × 384」に指定。
その後、ビデオ・オプションを押し、以下のように設定。
エンコーディングモードは「最高品質」を選んでいます。
その後、「オーディオ」タブに移動し、下記のように設定。
MPEG-4 での書き出しではAAC での書き出しとなってしまいます。
そこで、音質を重視したいのでデータレートは選択可能なレートの最上位320 kbps を選択。エンコードの質も最高品質にしています。
さて、ここで思い出して欲しいのですが、一般会員ではデータレートは600kbps という縛りがありました。ここのデータレートはビデオとオーディオで選んだデータレートの総額と同じ意味となります。
ですので、オーディオのデータレートを320kbps にした場合、ビデオのデータレートは600 - 320 = 280となり、280kbps まで可能となります。
また、それらのデータレートの総数は書き出し画面の下部に表示されている総データレートとなっています。
また動画ファイルの容量にも40MB までという縛りがありますので、この時点で予め容量がどの程度になるか確認してください。
容量が40MB を超える場合、データレートを下げるなどの対処が必要です。
また、音質を重視しすぎて、画像が劣化してしまうのも考えものです。せっかくの素敵な画像ですので、それらもきちんと考慮してデータレートを設定した方がいいと思います。
ここまで本当にお疲れ様でした!!後は書き出すのみです!!
ちなみに書き出しにはめちゃくちゃ時間がかかります。。。僕はMacBook (Early 2008) を使用していますが、それで1時間以上かかったような記憶がががが・・・
書き出したら早速ニコニコ動画に上げましょう♪
上記のように動画作成はMac のiMovie にて全て完結しました。
Windows ならばニコニコムービーメーカー という無料ツールがあったりするので、簡単にムービーが作成出来そうですが、Mac でも「出来るんじゃい!!」っていうのを示したかった(笑
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