と言うのも、この僕自身が「自分のオリジナリティー」なんてまったく分かってないから(苦笑
では、その「クリエイティブ」、「オリジナリティー」などは一体どこからやってくるのか?
今回紹介する書籍は、そんなどん底DTMer にとってマストになるであろう書籍、「クリエイティブの授業 STEAL LIKE AN ARTIST "君がつくるべきもの"をつくれるようになるために」です。
オリジナルなんてない
いきなり刺激的な言葉でありますが、まず基本的に「オリジナルなんて無い」ということを心のどこかに持っておこう。
創作活動には必ず「ベース」というものがあります。その「ベース」というのは、例えば自分が影響を受けたバンド、アーティストだったり、街中で偶然聴こえてきて頭に残ったメロやアレンジだったり、依頼された曲調だったり。
とにかく、創作作品には必ず「ベース」というものが存在するのです。
「オリジナルでなければ」という肩の荷を下ろせば、僕達はもう無から何かを作ろうなんて思わなくなる。他人の影響を避けようとするんじゃなくて、受け入れられるようになるんだ。 P16
ですので、その「ベース」となるモノを自分の中に確実に持つことが大事になってきます。
自分のヒーローの真似から始めよう
上記で自分の「ベース」を持つことが大事だと触れました。では、その「ベース」はどのように養っていくのか。
それはズバリ、自分の大好きな人、刺激を与えてくれる人、憧れる人、それらの方々のコピーをするのです。そして、ただ単にコピーするのではなく、その楽曲の中にある考え方を盗むという意識でコピーを繰り返していくのです。
そして、そのコピーするのも1人ではなく、出来るだけ多くの人をコピーしていこう。
すると、そのコピーしたモノから受けた1つ1つの影響、考えなどが自分に蓄積、足し合わされ、やがてそれが自分自身というモノに姿を変えていくのです。
1人の作家をコピーするのは盗作だが、何人もの作家をコピーするのは研究だ。 P44
もちろん完璧に寸分違わずコピーするなんてほぼ不可能だと思う。
でも、それでいいんです。人間は完璧なコピーなんて作れないんだから。
ヒーローをコピーしよう。そして、自分に足りない部分を見つけよう。自分にしかない個性とは?その個性を何倍にも膨らませて、自分だけの作品に変えよう。 P49
自分の聴きたい音楽を作れ
もちろん、商業作家さんのようにクライアントから依頼があって作る場合はムリだけど、そうでないのなら、自分の聴きたい音楽を作ろう。
自分の好きな音楽、自分の聴きたい音楽。
他人が好む?ウケが良い?そんなのに惑わされるな。
とにかく自分が求めているモノを作っていくんだ!!
それでこそオリジナリティーがあり、クリエイティブではないか!!
最後に
この書籍を読んでいると、オリジナリティー溢れるクリエイティブな曲というのは、どこかのだれかにコピーされるような曲ではないか?とちょっと思ったりした(笑
実はこの書籍は以下のように全10章にまたがっており、上記に書いたことはその内の最初の3章までにすぎません。
1 アーティストのように盗め!
2 自分探しは後回し
3 自分の読みたい本を書こう
4 手を使おう
5 本業以外も大切に
6 いいものつくって、みんなと共有
7 場所にこだわらない
8 他人には親切に(世界は小さな町だ)
9 平凡に生きよう(仕事がはかどる唯一の道だ)
10 創造力は引き算だ
僕が一番感銘受けたのは第4章なんだけど、曲を作っている人だけではなく、何かを作りたい人や作っている最中の方全員にオススメ出来る書籍であります。
自分の軸というのもが「ガチッ!!」と定まるんじゃないかな?って思う。
今年の年末はこの書籍を読んで来年向けてブーストしよう!!
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