僕が購入したのはSonnox Enhance バンドルで、TransMod、Inflator、Limiter の主にダイナミクスを操るのに特化したプラグインが含まれているバンドルであります。
今回はそのプラグインの中からTransMod をご紹介!!
Sonnox » Oxford TransMod
アタックの数msec 部分を操るTransMod
このTransMod は素材のトランジェントをいじれるプラグインで、主にアタックを強調させたり目立たなくさせたりという効果が得られます。
アタックの操作は「RATIO」スライダーを上げ下げすることで調整でき、上げれば強調、下げればソフトになるという、結構簡単に直感的に操作し効果が得られる訳ですね。
で、芦沢さんのストーカーの私はおっちゃんの行なっている処理を真似することに躍起になっているのですが、おっちゃんは4つ打ちのキックの処理にこのTransMod を活用していました。
キックを鳴らした際、音像が奥に下がってしまっている素材の時にTransMod でトランジェントをいじって音像を前に持ってくるような処理をしているようでした。
やり方は「RATIO」を少し上げてアタック感を強調させて、「OVERDRIVE」を上げて倍音を足してやるやり方ですね。
これだけでキックの音像がグッと前にくると思いますよ!!
キックのリリースをどうするか
上記のようにキックのアタック感を出し倍音を付加して音像を前に持ってきたのはいいんだけれども、それだと音全体がグッと前にきてタイト感がなくなってしまう、という場合に遭遇するかもしれない。
その場合、Stylus RMX のようなソフトシンセを使っている際はエンベロープで調整してやることが出来るんだけど、単発のWAV 素材を直接貼り付けたりなどで使っている場合はそれが出来ない。
ちなみに僕はStylus RMX でキックの音をタイトにしたい時は、ADSR のディケイとリリースのみ上記のような感じに調整しているよ。
ディケイで音の粒を決めてやって、それだけだと「パスッ」と切れちゃうのでリリースで補うような感じですね。
ただ、これが出来ない場合、エンベロープを操作出来るプラグインでリリースを調整してやると良いと思います。
上記はLogic 付属のEnveloper なんだけど、そこら辺のDAW だったらエンベロープを操作出来るプラグインが含まれていると思う。
このプラグインでリリースを切ってしまって、「ドス」という音を「ドッ」といったように音をタイトにすることが出来る訳です。
このエンベロープを操作出来るプラグインって便利で、下手にコンプで処理するよりもEnveloper でアタックとリリースを処理した方が良い結果が生まれることあると思うよん。
アタック感はコンプよりもTransMod
このようにトランジェントをいじれるTransMod の良い点は処理するのはアタック部分なので、アタック感のみ得たい場合はコンプで処理するよりも良い結果が得られやすい。
コンプだと音全体に処理がかかってしまいますからね。
もちろんコンプにはキャラ付けというメリットもあるのだけど、目的のアタック感を得たい場合はTransMod がベストチョイスな気がします。
で、その後段にコンプ挿してキャラ付けすればOK だね。
ってことで、代理店さんのブログにTransMod の事が詳しく書かれているから、気になった人はチェケラ〜してみてね。うぇ。
Staff Blog! » 私はコレで、コンプの稼働率が減りました。
これはいいですね。距離感がいい具合に調整できそう。
返信削除楽器ごとのバランスにもけっこう悩んでたので良いヒントになりそうです。
>koctさん
削除こういったトランジェントをいじれるプラグインはSPL とかあるのですが、簡単に処理が出来るのでオススメですよ♪
下手にコンプかけて処理するよりもイメージに近い音が出せると思います^^