前回の『メモリ使用量を減らせ!! Spectrasonics Omnisphere(Trilian)の「Lite Version」』と同じようなタイトルが付いた訳ですが、今回は前回の続きのような感じです^^
Trilian のアコベなどはものすごいメモリ消費になるのですが、実はこの「Lite Version」を使用することで、打ち込んだ後に使っていないサンプルをパージしてやることが出来ます。
KONTAKT のパージ機能をイメージしてもらえると分かりやすいかも。
Trilian のアコベを読み込んだ状態で適当に打ち込んだのが上の画像になります。
この状態だと「Lite Version」を使用していないので、フルでサンプルが読み込まれていて(設定でプリロードをいじることで読み込み量を少なくすることも出来ますが、今回は考慮しない)いるので、結構なメモリ消費量になってしまっています。
さらに、リージョンではノートを8つしか打ち込んでいないので、読み込んでいる中で使っていないサンプルが膨大にあるわけです(苦笑
ということで、使っていないサンプルはパージしてやってメモリ消費を少なくしてやりましょう!!
Trilian のアコベを読み込んだ状態で「Lite Version」をONにして各設定をNo Limit にした状態が以下画像。
No limit だと「Lite Version」をON にしてもサンプルのパージは行われません。
ここからPitch の横にある「Begin Trainning」をONにしてやります。
「Begin Trainning」をONにしてやると「Finish Training」と変わるのですが、この状態でMIDI ノートを入力してやるとTrilian 側でノートを記憶して、最終的に記憶したノート以外のサンプルをパージしてくれます。
なので、この状態でシーケンサを再生させてやれば、打ち込んだノートが自動的に記憶されるのです!!
ってことで、再生してやって「Finish Training」を押して、記憶したノート以外のサンプルをパージした状態が以下になります。
真ん中上あたりのゲージを見て欲しいのですが、ノートを全然使っていないからものすごい勢いでパージされて、Memory used がむちゃくちゃ減った^^
さらにここからRound Robins を減らしてやったり、使っているベロシティーのみ指定したりすれば、もっとメモリ使用量を追い込んでやることもできます。
僕だったらRound Robins を2 か3 にするかな。
今回の話はメモリサーバを使用していたらそんなに関係ある話でもないですし、64bit 環境ならなおさら関係ない話なのかもしれない。
でも、僕の経験上、メモリサーバ使っていてもメモリ消費が多くなるとLogic が極端に重くなったりしたことがありますし、出来るだけ負荷をかけてやらないようにするのも、ストレスのない環境作りではアリな気がします^^
前回、今回と2 回に分けましたが、この「Lite Version」はとても嬉しい機能ですね。
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