Stylus RMX にはリズムループが物凄い量の「使える」ループ素材が入っているのですが、それはほんの始まりで、人によってはS.A.G.E. Xpander で拡張したり、REXファイルをインポートしたりとライブラリを増やしていると思います。
そうなってくると、自分のお気に入りの素材がある場所を覚えておらず、ブラウズするのがとても煩雑になってしまいます。
そんな時はFavorites 機能で自分だけの素材の格納場所(パレット)を作ってやりましょう。
このStylus RMX のFavorites 機能は簡単に言えば、気に入ったループ素材をお気に入りとして登録して、自分の独自のSuites (受け皿)の中に入れて保存して整理し、気に入っているものは簡単にアクセスできるようにしよう!!って感じです。
このFavorites 機能を使用する際に「Edit Buffer Suite」 にまずは格納する事になるのですが、この「Edit Buffer Suite」の挙動について今回は書こうかと思います^^
とりあえず気に入った素材があったら、Favorites のADD ボタンを押してやりましょう。
すると、上記のように「Edit Buffer Suite」 の中にADD で選んだ素材が格納されます。
「Edit Buffer Suite」はStylus RMX においては一時的な格納場所という位置付けだと思うのですが、ホストシーケンスを保存した際に、「Edit Buffer Suite」の中身も保存されるため、後で保存したセッションを開けばリストアする事が可能です。
ですので、セッションファイル事に「Edit Buffer Suite」の中身が変わることになるのですが、新規でセッションを立ち上げてStylus RMX を立ち上げた際、「Edit Buffer Suite」の中身は一番最後に開いたセッションの中身となります。
もし、新規に立ち上げて「Edit Buffer Suite」の中身を消したい場合は、Favorites のUTILITY から「Deleted Selected Suite」で消してやりましょう。
その際、Caution と警告が出ますが、「ほんとに消していいの?」みたいに聞いているだけなので、気にせずOK をポチっと^^
ちなみに、1つのプロジェクトで複数のStylus RMX を使用している際は「Edit Buffer Suite」はどうなるか?となると思うのですが、立ち上げているStylus RMX 毎に「Edit Buffer Suite」が作成されます。
上の画像がStylus RMX を3台立ち上げた際の「Edit Buffer Suite」の振る舞いですが、きちんと3つEdit Buffer が出来ていますよね?
なんか、3台とも全部1つのEdit Buffer に格納されそうな気がするところですが、ここら辺はやっぱりSpectrasonics 社のユーザ目線の物作りが生きているよなぁ〜なんて思うのですが、どうでしょうか?w
あっ、ちなみに上記の状態で新たに新規プロジェクトを作成してStylus RMX を起動すると、「Edit Buffer Suite」はもちろん3つ出来ている状態で立ち上がりますw
これは「一番最後に開いたセッション」の状態で開くためなので、不要な際は静かに「Deleted Selected Suite」で消してやりましょう^^
Favorites 機能には他にも「EDIT SUITE」ボタンがありますが、これは選んでいるSuite をEdit Buffer Suite として保存する機能です。
これを押すと、今まで保存した「Edit Buffer Suite」を上書きすることになり、今まで保存した素材は「Edit Buffer Suite」内から消えてしまいます。
あと、注意が必要なのがEdit Buffer Suite に限った話ではないですが、1つのSuite のは48個のElements(素材)しか保存できません。
48個保存していて空きがない場合は、ADD がFULL になるので分かりやすいですね。
「Edit Buffer Suite」の挙動については以上になります。
あくまで一時的な保存ですので、この後に自分の指定したSuite に保存し直すのですが、長くなったので続きはまた次回に書きます。
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