2011年6月28日火曜日

Logic 9 でアルペジエータ

このBlog を読んでくれている方々はLogic を使用している方が多いと思いますが、そのLogic というDAW はエンバイロメントという独自の機能があって、それを使いこなしてナンボな気がします。

とは言っても、掘り下げていっても自分の曲に使えるのか分からないし、とにかく使い方がよく分からないw


そんなエンバイロメントですが、それでもアルペジエータは誰しもが憧れる機能ではないでしょうか?

ソフトシンセでアルペジエータの機能あるから、いちいちLogic で設定しなくてもいいじゃん!!という叱責はお止めください...(笑


ってことで、今回はLogic 9 でのアルペジエータの設定方法を書いていきます。


で、これを書く前に「Logic アルペジエータ」みたいなキーワードで一度ググってみたんですけど、ほとんどの方がエンバイロメントのミキサー画面でアルペジエータを結線する方法だった。


まず、「comman + 8」(もしくはLogic のメニューのウィンドウ→エンバイロメント)でエンバイロメントウィンドウを開きます。




で、エンバイロメントのメニューの新規からアルペジエータを選んでやるとアルペジエータのオブジェクトが表示されるので、これを見やすい位置に移動させといて、アルペジオを奏でたいトラックと結線します。




上記の画像ではLogic の純正シンセES2 に結線しています。

とりあえずこれでエンバイロメント側の設定は完了!!


次にアレンジメントウィンドウに戻ります。

ここで先ほど結線した音源のトラック上で「control+クリック」からメニューを開き、「トラックを割り当て直す→ミキサー→アルペジエータ」を選択することで、ようやくアルペジエータが使えるようになります。




アルペジエータの設定については、先程のエンバイロメントの画面でアルペジエータオブジェクトをクリックすると詳細ボックスにパラメータが出てくるので、そこでパラメータを変更して設定出来ます。

アルペジオの符割とかアップダウンとか色々設定できるので試してみてね♪


あっ、ひとつ注意点があるけど、Logic の仕様で再生中や録音中じゃないとアルペジエータは機能しないので、その点だけご注意を...



で、ここで話しが終わってしまっては、ググッたらすぐに分かる内容なのであまり意味がない。

実は、僕のアルペジエータの設定は上記のような設定の仕方ではないんですよね。



と言う事で、すでに長くなってしまってますが、ここからは僕のアルペジエータの設定方法を!!


エンバイロメントの画面を開いたら、左上のメニューからクリックポートを選択してクリップポートレイヤーを表示させます。




ここではMIDI の入力情報の取り扱いが出来ます。(と勝手に思ってるw)


ここで同じようにローカルメニューの新規からアルペジエータを選択して追加してやるのですが、もう1つケーブルスイッチャーも追加してやります。




ケーブルスイッチャーは新規→フェーダー→スペシャル→ケーブルスイッチャーから選択します。

このケーブルスイッチャーっていうのは信号の流れを切り替えるためのものですが、これを使えばアルペジエータ信号と普通のノート信号を切替えれる訳です。

オブジェクトを追加したら下記のように接続してやります。





接続方法はインプットノートの出力とケーブルスイッチャーの入力を結線してやります。

その後、第1系統はアルペジエータに結線してそれを入力表示に結線、第2系統はそのまま入力表示に結線してやります。

これでアルペジエータを通る信号と通らない信号が出来る訳です!!


あとはケーブルスイッチャー内で信号を切替えれるので、アルペジエータを使いたい場合はここで信号をアルペジエータの通っている方に切り替えればアルペジオを奏でてくれます。



と、僕のやり方を書きましたが、最初に書いたやり方よりも色々メリットがあると思っているんです。

アルペジエータを使用する際は基本的にコードを押さえることになると思いますが、最初のミキサーに結線するやり方では実際の記録されるノートは和音になります。




しかし、僕のやり方だと記録されるノート自体がアルペジオのフレーズになっています。





どちらが良いかは好みになると思いますが、あらかじめアルペジオのフレーズが記憶されている方が後から編集しようとした際にやりやすいと思いますよ^^



あと、僕のやり方はMIDI ノートの入力情報を扱っているので、いちいちアルペジエータを使いたいトラックを「control+クリック」から割り当て直さなくてもいいですし、使いたい時にケーブルスイッチャーで信号を切り替えればいいので、いちいちミキサーから結線したりしなくてOK!!


さらに、このエンバイロメントの設定はテンプレートとして保存できるので、あらかじめテンプレートとして保存しておけば、普通に曲を作って、ちょっとアルペジエータ使いたいなって思ったら信号を切替えるのみ!!

最初のやり方だと、その都度その都度いちいち結線しないといけないので、すごい面倒だと思う。


まぁ、この辺りは慣れとか好みとかありますし、アルペジエータの使用方法は他にもありそうですので、自分に合った使用方法を探してみるといいかもしれません^^
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