Nomad Factory » MAGNETIC II
このプラグインの良いところは、過去にも書いたけどステムトラックに用いることで音が気持よくまとまってくれるという点で、正直ミックス時において各トラックを細かく補正せず、特にコンプレッションに関しては大雑把にしてしまってステムにまとめてMAGNETIC ll のテープコンプレッションをかける、というのが今の僕の主流であります^^
このやり方だとミックスにかかる時間がすごい短縮されるという利点もある。
MAGNETIC ll は挿すだけで音が持ち上がるんだけど、倍音も負荷されるんじゃないのか?と思ってちょっと調べてみました。
挿すだけで第3倍音が生まれる
Omnisphere のサイン波でA3(440Hz)を鳴らしてMAGNETIC ll に通してみた。
上記のように通しただけで基音に対して第3倍音が足されていたよ。
で、MAGNETIC ll ではサチュレーションセクションでさらに倍音を加えることが出来るんだけど、僕はいつもTape かTube-Tape を使っています。
音を鳴らしながら選んでいくとなんとなくTape とかに落ち着くんだけど、これの倍音付加についても調べてみました。
上からTube、Tape、Tube-Tape です。
上記を見るとTube は奇数倍音が多くて、Tape はまんべんなく倍音が付加されるみたいですね。Tape を使うことが多いのは倍音をたくさん欲するからであろうか?(笑
倍音を付加して音に命の息吹を
こういった倍音を付加(広義に言うと歪ませる)するプラグインを使うと音が躍動してくる感がある。
倍音が負荷されていない状態でミックスを完了すると、どうしても音がのっぺりとする印象があって、僕がDTM で曲作りだした最初の頃はまさにそんな感じでした。
もちろん今も使いこなせていないのだけど、時が経つにつれて音がよくなっている(ように主観ではあるけど聴こえる)のは、こういったプラグインなどを使っているからっていうのもあると思う。
倍音を負荷するのは他にもディストーションとかアンプシミュとかあるんだけど、そういったのを上手く使うことでもっとミックスが良くなるんだろうなぁ〜と思っています。
ただ、気をつけないと、ついつい歪ませすぎるんですよね(笑
そこら辺の加減が難しいけど、頑張ってやっていくぞな!!
倍音のコントロールについては以下の書籍に「ミックスにおけるディストーション・コントロール」というコーナーがわざわざ設けられて解説されてるよ。
2004年に出版された書籍なので中身(特に使われているプラグイン)が一昔前って感じだけど、DTM 系の書籍では今でも読み続けている数少ない書籍でオススメであります^^
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