2013年6月23日日曜日

意外に使えるLogic Pro のオーバードライブ

昨日、Spectrasonics のStylus RMX とOmnisphere のデモを投下しました。


どん底からのDTM生活 ~リターンズ~: Spectrasonics Stylus RMX,Omnisphere DEMO 20130622







僕のやりたいことをやるにはSpectrasonics 製品を使えるようにならないといけないので、毎日触って簡単なデモを作りつつ感覚を養っていこうと思っているのですが、これがなかなか上手い事いきません。

耳に残る旋律を出したいんですが、まずその旋律が出来ないので・・・(苦笑


色々耳コピをしつつ、感覚を取り入れていくしかないですね。


Spectrasonics のデモを作る際、普段はあまり使わないようなプラグインを1つは使って色々試し、その試しで得たものがあったらブログにも書いていこうと思っています。

ブログのネタ作りにも買ってくれる一石二鳥な作戦という訳ですね^^


Logic Pro のオーバードライブ


今回試してみたのは、Logic Pro 純正のオーバードライブであります。




この簡素なUI からあまり良い仕事をしてくれなさそうでありますが、いやいや、使ってみるとこのプラグインの良さにすぐに気付くと思います。

そもそも、UI がゴチャゴチャしていて出来る事が多岐に渡るようなプラグインの場合、その特徴を理解するだけで数ヶ月かかりそうですが、このLogic Pro のオーバードライブは3分もあれば理解できるでしょう笑。


「オーバードライブ」という名が付いているだけあって、素材に歪みを足す役目をするプラグインですが、使ってみたところ、その歪みの質はデジタル臭い感じがほとんど感じられませんでした。



マニュアルには

Overdrive は、FET(電界効果トランジスタ)で発生するディストーションをエミュレートします。これはソリッドステートの楽器用アンプやエフェクターハードウェアでよく使われます。飽和状態になると、FET は Distortion エフェクトがエミュレートするバイポーラトランジスタよりも温かみのある響きのディストーションを発生します。

と書いてありますが、本当にそんな感じで見た目の印象とはちょっと違う歪みが得られます。このプラグインは見た目がデジタル臭いですからね。


トーンコントロールの効きが良い!!


このLogic Pro のオーバードライブを使う場合、「Drive」を上げて歪ませてから「Output」で音量を調整するのですが、なんと言ってもトーンコントロールが付いているのがデカい!!




歪みが得られるプラグインでは意外にこのトーンコントロールが付いていないモノが多く、またトーンコントロールの効きが悪いモノ(AmpliTube のフットスタンプとか)があったりする。

でも、このLogic Pro のオーバードライブに関しては、UI 上に出ている数値と同じような感覚でトーンコントロールを操作出来る。


これ、当たり前のようなことなんだけど、意外にもこの当たり前のことが出来るプラグインが僕の手持ちでほとんどないのです。



実際、トーンコントロールをどのように使う?ということなんだけど、これはローパスフィルターのように使うのが良いと思う。



どん底からのDTM生活 ~リターンズ~: 音をキュッと引き締める Omnisphere のローパスフィルター







過去に「音をキュッと引き締める Omnisphere のローパスフィルター」でも書きましたが、音を太くするような感覚で使うといい結果が得られると思います。


先日のデモでは、実はキックにこのオーバードライブを挿して歪みを足し、トーンコントロールでキックの音を太くすることでキックの重心を下げています。





前半がオーバードライブ適用前、後半が適用後です。

若干音ズレしててゴメンね。。。


ちなみに、今回のデモではキックの音が太くなることによってリリースが間延びするような音になったため、後段にLogic Pro のEnveloper を挿してアタックとリリースを調整しています。




負荷がほとんどかからない


Logic Pro のプラグインのほとんどに言える事ですが、負荷がまったくと言っていい程かかりません。

これは絶対的正義ではなかろうか!!←

どんどんトラックに挿していって積極的に使っていくことをオススメいたします。


音の存在感を出すためには歪みのコントロールが重要だと思っていて、作った曲の音について躍動感がない場合、この歪みによって得られる恩恵は多大なものだと思っています。

今は別のプラグインなどで代用しているのでやってませんが、ギタートラックにLogic Pro のエキサイターを挿してギラつかせるなんてことを過去にはやっていました^^


Logic Pro は今となっては他社DAW と比べて値段が安いという利点しか見いだせないような状況ですが、それでも備わっている機能、音源、プラグインなどはまったく引けを取ると思っていません。

結局は作り手がどういうのを作るか?っていうのが大切なので、これからもLogic と心中する覚悟で精進していきます!!




はよLogic X 出せや...ボソッ
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