2013年10月9日水曜日

IK Multimedia T-RackS White 2A ファーストインプレッション

IK Multimedia T-RackS 大好きYuuki-T でございます。

少し前にTwitter で仲良くして下さっている2913 さんがUniversal Audio TeletronixのLA-2A の事を書いてらっしゃいました。



YOUTUBEのLA-2Aの動画を見て光学式コンプレッサーというものが少しだけ理解できたような気がする | SITE2913
Universal Audio TeletronixのLA-2A ...






もちろん僕も実機は触ったことがないのでとても参考になる記事だったんですけど、実は僕はT-RackS のLA-2A モデリングのWhite 2A をまったく使っていませんでした苦笑。




と言うのは、T-RackS にはLA-2A をモデリングしたと思われるT-RackS Opto Compressor(赤コンプ)があって、そっちをずっと使っていたり、他のコンプで全てまかなっていたからであります。


しかし、ですね。

このWhite 2A を使ってみたところ、そのかかり方がステキングでヤバくて、もうこのコンプは私の前線でバリバリ活躍してくれること間違いなし!!な気がしているのであります。



とりあえず挿してみるコンプ T-RackS White 2A


このT-RackS White 2A は見てもらうと分かるように、主なパラメータは「GAIN」と「PEAK REDUCTION」のみという漢らしさでございます。




操作としては、まず「PEAK REDUCTION」によってリダクションさせる量(コンプレッション量)を決めて、「GAIN」でアウトプットを調整する感じです。パッと見、「GAIN」でコンプに突っ込む量を決めるんだろ?と思われがちですが、実はこれアウトプット量を調整するパラメータっぽい。


右下で「LIMIT」、「COMPRESS」の切り替えが出来るんですが、「LIMIT」にすることで音の厚みが増します。でも、リミッター的な窮屈感はあまりなく、正直「LIMIT」で使ったほうが僕は好きですね。


このコンプのアタックタイムなどは分からないんだけど、結構早いアタックタイムだと思う。(2913 さんの記事中ではLA-2A のアタックタイムは10ms と書いてあった)

ですので、元々立ち上がりが早くレベルが大きいソースの場合、意図しない歪が発生することがあるので、その場合は前段でトリムを入れると良いと感じました。

でも、立ち上がりの少し遅いものの場合、そのアタック部分の歪みが気持ちいい場合もあるので、もうこれは挿してみてどういう音になるか確認してからどうするか考えるのがいいでしょう^^


そう、このコンプはとりあえず挿してみるというコンプな気がするんです。


他のコンプと違って操作できるパラメータは少なく、細かい調整なんて出来ないコンプですが、このWhite 2A はマジックを起こしてくれるような期待感があります。

「とりあえず挿してみる」→「ウオッ!なんかよく分からんが音が良くなった!!」という期待感。


操作できるパラメータが少ないということはアバウトに使うコンプだと思うので、リダクションの針の振れ方に惑わされることなく、聴いたまま、感じたまま、操作して欲しいコンプですね。


Opto Compressor(赤コンプ)との違い


T-RackS にはもうひとつ、LA-2A をモデリングしたと言われているコンプがあります。そう!!我らのT-RackS Opto Compressor(赤コンプ)!!




先日、IK Multimedia で無償プレゼントをしていたので、このコンプを使っている人も多いはず。



どん底からのDTM生活 ~リターンズ~: 9月限定でT-RackS Opto Compressor が無償配布されてるYO!!







では、この赤コンプとWhite 2A の違いはあるのか?という話になると思うんだけど、別物のコンプと考えていいと思うよ。


赤コンプの場合、操作できるパラメータが多いのでコンプの調整がしやすく、自分の意図したコンプレッションを得やすいというのもあるんだけど、特に違うのがコンプをがっつり掛けた場合。


僕はAddictive Drums を使う場合、ルームマイクをがっつり潰すと過去に書いているんだけど、赤コンプの場合はがっつりかけることで音全体が潰れて余韻がモロに持ち上がってくる感じがある。

語弊があるかもしれないけど、音がラウドになると言ってもいいと思う。

でも、White 2A の場合はそれがあまりなく、アタック部分もちょっと出てしまっているんだ。


上記でLA-2A はアタックタイムが10ms らしいと書いたんだけど、それ以下にアタックタイムを設定出来る赤コンプは音を潰すのに特化していると思う。


そう、T-RackS Opto Compressor(赤コンプ)は音を潰すということが出来るんだよ。


もちろん、White 2A でもソースによっては・・・ということもあるんだろうけど、赤コンプの音の潰れ具合、特にレシオを上げた場合の独特の気持ちいい潰れ具合は赤コンプの専売特許な感じがするよ^^


今の僕の赤コンプとの使い分け


といった感じでT-RackS White 2A のファーストインプレッションを書いたんだけど、前述した通り、このコンプはとりあえず何も考えずに挿してみてコンプレッションさせて魔法を感じるようなコンプだと感じています。

もっと言うと、モノラルの生音に近い音。

例えば、ボーカルとかベースとかドラムのキックとか、そういったものにはWhite 2A の抜群のマジックを感じとれるはずです。


逆にステレオソースの場合、White 2A を使ってもいいんだけど、いまいちピンとこないといった際は赤コンプを使ってみると良いと思います。

と言うか、僕の場合はステレオソースの場合は最初っから赤コンプを挿しそうな感じですけど。


音の暖かみが欲しい場合はWhite 2A 、激しく潰しても気持ちよさを感じたいといった場合はOpto Compressor、そんな使い分けで使ってみればきっと2つのコンプの違いが感じ取れると思いますよ。



そんなことを書いていたら、今ちょうどIK Multimedia さんでT-RackS のGroup Buy が始まってた。



IK Multimedia. Musicians First.








T-RackS のバスコンプだけ欲しい僕は今回も見送りだ笑。

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