2014年2月17日月曜日

Spectrasonics Stylus RMX Edit Group 使用例

Stylus RMX では直感的にループの再構築をすることが出来ます。そのStylus RMX の機能の中でEdit Group があります。これはループの各スライスをグループ化することでそれぞれ異なった加工を行うというものです。



Spectrasonics » Stylus RMX








上記サイト内にStylus RMX のデモビデオが掲載されていますので、この中で「Edit Groups」と記載されている動画を見て下さいね。Stylus RMX の潜在能力が理解出来ると思います。

この「Edit Group」を使うことでループの再構築がいとも簡単に出来てしまうんですよ。









前半がただループを読み込んだ状態、後半がStylus RMX 内で処理したもの。

元のループが落ち着きがないように感じた(コレはコレでアリだけど)ので意識的に表にアクセントを置くように再構築し、他のスライスに関しては左右に散らしつつ表の邪魔にならないようにしてみました。


やり方は簡単。

まずループを読み込んで「Edit Group」で表にアクセントを付けたいグループを作ってしまいます。






今回は「Assign 1/4 Quarters」を指定しました。ここから表にアクセントがくるように加工します。








Edit Group で先程指定したグループが指定されているのを確認。ハイパスを適用し、Stylus RMX 内部エフェクトで加工してます。この内部エフェクトがとても強力。これだけで多彩な音作りが出来ますよ。

今回はテープサチュで明瞭感を調整し、左右に広がっていた音像を狭めています。


表以外のスライスについては、以下のように加工。






ハイパスを適用したのは同じですが、エンベロープで音を切り、ピッチも元から上げています。画像にはないけど、内部エフェクトに関しては同じようにテープサチュを挿して明瞭感を調整しています。


このようにEdit Group を使用することで別々に処理出来ちゃうんです。しかも、適当に「こんな感じかな?」で触るだけでOK。あまり深く考えずに直感的に操作してしまいましょう。


そして、このEdit Group 。それぞれのグループをパラアウト出来るんです。

Stylus RMX 内で加工するも良し、パラアウトしてDAW 上で加工するも良し。ミックスの上でもアドバンテージが大きいですよね。


最初はとっつき辛い機能かもしれないけど、慣れたらすぐに使えるはず。そして、この機能によってループの加工がとても面白くなる。

今回はハイハットでのひとつの例を挙げたけど、ループの加工だけではなくて、ループ内から欲しい音を抽出することだって出来ちゃいます。






「Edit Group」で2伯4伯を指定してソロにすることでスネアだけ使うなんてことも簡単に出来ちゃうんだ。


このStylus RMX は何時間触ってても飽きることがない音源だと感じる。ただ、僕のセンスが絶望的なので良いフレーズがなかなか組めないんだけどね・・・苦笑。

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