先週のギターの解説の続きだよん♪
曲を作る際のギターはセクションで分ける事が多いんですけど、今回もギターについては6本(イントロ&アウトロ、A,Bメロ、サビの各2本づつ)使ってます。
セクションで分けるのは微妙な(ほんとに微妙な時もあったり...)歪み感の調整がしたいからで、大体ABメロは歪みを少し押さえ気味からの歪み足してサビドカーンのパターンが多いわけです。
今回もそのパターンでトラックを分けているのですが、イントロのガツ〜ンしたギターの処理を見ていくことにします。
あっ、処理するギターの音は前回のAmpliTube 3 FREE で書き出したWET 音ですよ〜
上記がギターのトラックに挿したエフェクトで、T-RackS 3 Vintage Tube Compressor → Metric Halo ChannelStrip → T-RackS 3 Pultec EQP 1A の順番となっております。
まずはT-RackS 3 Vintage Tube Compressor から。
このコンプでは主にインプットを突っ込んで太さを出すような使い方をしています。
その際にリダクションが0〜1db の間で針が降れるように設定しているんですけど、ここではほとんどコンプレッションをさせずに通すだけに近いです。
メインのコンプレッションは、その後段のMetric Halo ChannelStrip で行なっています。
僕はこのChannelStrip のコンプが大好きなんですが、今回はキャラクターを「smooth」にして使用しています。
「smooth」にするとなにか音を押し固めるようなコンプ感が得られるので^^
今回の曲ではギターの歯切れ感を残しておきたかったので、アタックタイムを少し遅めにしてフレーズの頭にコンプがかからないようにし、リリースタイムも早めにして次のフレーズにコンプ処理が残らないようにしています。
そして、ChannelStrip のEQ 部分でいらないと思う帯域をカットし、エッジ感を出すために高域を上げています。
ChannelStrip の後段のT-RackS 3 Pultec EQP 1A でも高域を上げて処理しています。
多分、先にT-RackS 3 Pultec EQ の方で高域を処理して、足りない部分をMetric Halo ChannelStrip のEQ 部分で高域を上げてるんだと思います。
こんな感じで左右のギターを処理したら、パンを左右に振っておいて、アウトをステレオBUSトラックに設定して1つのステレオトラックにまとめてステム化してます。
パンの振り幅は振り切らずに、少し狭めて設定しています。
んで、ステムトラックにはNomad Factory のMAGNETIC を挿してテープコンプレッションを得ています。
この曲をミックスする際はまだMAGNETIC 2 を持っておらず、MAGNETIC 1 を使用してますが(苦笑
左右のギターを1つのステレオトラックに流し込んだだけだと「まとまり感」みたいなのがないので、MAGNETIC のテープコンプレッションをかけてやることで「まとまり感」を出しています。
これをすることでミックスする際に「ギターの音がなんか暴れててミックスしづらいなぁ〜」ってことが少しは減ると思います^^
今回はテープコンプレッションのキャラクターを「Modern」にし、さらに「SATURATION」部分で少し歪み感を足しています。
この手のコンプレッションはこういったまとまり感を出すのに結構使えると思いますよ♪
この後にリバーブに送ってやるのですが、今回はIK Multimedia のCSR のプレートリバーブを使用しています。
僕はギターのリバーブはほとんどプレート系を使うのですが、プレート系の明るい音が好きなんですよね。
と、こんな感じでギターの処理をしていきました。
次回は・・・何を書こうか・・・?(笑
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