2012年10月16日火曜日

Omnisphere のオシレーター波形を使用してWarm でアタック感のあるPad サウンドを作ってみる

Omnisphere のオシレーター波形を使ってPad サウンドを作ってみたYO!!(動画下のレンチマーク?部分で画質設定をHD にすると画質とか鮮明になるよ)




マイクがなくて動画内で声で説明出来ないので、以下で動画の手順を簡単に紹介^^


オシレーターの波形について



Padサウンドを作る時はノコギリ派か短形波を使うようなんだけど、今回はノコギリ派を使っています。




Omnisphere では1つのパートで2つのオシレーターを使うことが出来るのですが、今回は2つともノコギリ波にしてデチューンを適用して厚みを出しているのだ!!




2つのオシレーター波形を重ねてデチューンさせないと、妙に寂しい音になるので、それを狙っていない限りは上記のようにやった方が良さ気な感じ^^


ローパスフィルターで倍音を絞る



このままだと倍音が出まくっているので、ローパスフィルターで倍音を削ってやります。

Omnisphere  ではフィルターのプリセットがものすごく多くて、特にローパスフィルターはどれを使ったらいいの?って最初はなりそうですけど、ここは色々聞いてお気に入りのフィルターを探すしかないですね...。


ちなみに僕は「Rich and Moogie 1」っていうプリセットがお気に入りで、動画内でもこのプリセットを適用して倍音を削っています。




これをLAYER A とB にそれぞれ適用してやります。


今回のように2つのレイヤーを同じ設定のようにして重ねて音作りする際は、下部のLINK ボタンをON にしましょう♪




このLINK をON にすると、パラメータ値などの変更が2つのレイヤー間で同期されるので、いちいちレイヤーを行き来する手間が省けます。


動画ではフィルターのカットオフを閉じる前に、アンプエンベロープとフィルターエンベロープを整えています。






これは個人的にデフォルトの位置が嫌いなだけなんだけど、アンプエンベロープはサスティンのみ最大にして減衰のない音にし、フィルターエンベロープは全てゼロにして適用しないような設定しています。

ここから調整していったほうが個人的にはやりやすいんですよね。


フィルターのカットオフとエンベロープの調整



フィルターのカットオフを調整して倍音を削っていきます。




ココら辺は完全に好みで絞り加減を調整ですな^^

この時にイメージ通りにいかない場合は、フィルターのプリセットを変えてみるのも手だと思いますよん。


好みの絞り具合になったら、フィルターのエンベロープを調整します。




フィルターエンベロープではカットオフをモジュレーションすることが出来るのですが、今回は音の頭にアタック感が欲しかったんで、ディケイを調整して音の出だしにカットオフの開→閉という動作を加えています。

ディケイではカットオフを徐々に閉じていくという変化を与えることが出来るのですが、それを短くして頭の部分のみにカットオフが開いた音を出してアタック感を付けています。


ココら辺は動画を見てもらえたら分かるかと思います。


ただ、これだけだと効果が大きすぎるので、フィルター部分にあるエンベロープのアマウント量で調整しています。




今回はやっていないけど、このつまみの下にある「ENV」という箇所をクリックすると、フィルターエンベロープを逆相で適用させることも出来ますよ。


最後に内蔵エフェクトで味付け



パラメータを再度調整しつつイメージの音が出来たら、内臓のエフェクトで良い具合に整えてやりましょう!!




Omnisphere の内臓エフェクトは使えるものが多いですよ♪


パッドサウンドはシンセの基本・・・なのかな?



駆け足で説明しましたが、今回は基本的な音色を作ったので、操作も簡単なことしかやっていないです。それでも、シンセに疎い僕としては大きな進歩ではあるのだけど(笑

基本的なパラメータの役割とかをお手軽に学べるので、パッドサウンドを一度自分で作ってみると、そのソフトシンセの操作に慣れるんじゃないかなぁ?って思う。


Omnisphere はUI がすごい分かりやすくて、マニュアルいらずな感であり、さらに息の長いソフトシンセで、Spectrasonics 自体がユーザーフレンドリーな会社のイメージなのだ。

だからすごい使いやすいソフトシンセだと思うよ。


Omnisphere は変態的なサンプリング音色に目がいきがちだけど、オシレーター波形でもバリバリ使えるのだ!!
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2 件のコメント:

  1. はじめまして、ちょくちょく拝見し参考にしています。ちょっとお聞きしたいんですが Yuuki-T さんは HDDが逝った時のために対処してますか?データはバックアップ取っとくだけでいいんですが、ソフトはそうはいかないですよね。大量にあるエフェクトやプラグインシンセは再インストールするしかないと考えると気が滅入ります。認証面倒くさいですし。

    返信削除
  2. > Kさん
    どうも初めまして^^
    ちょくちょく見て頂いてありがとうございます!!


    僕はシステム(DAW やソフトシンセなどのアプリが入ったもの)とライブラリ(大容量サンプラーなどのライブラリデータ)、オーディオファイルと3つのHDD に分けて管理していますが、その際にMac のTime Machine を使ってバックアップを取っています。


    システムHDD が逝った場合は、Time Machine からHDD が飛ぶ直近の状態に戻してやることで再インストールなしに使うことが出来ますし、ライブラリのHDD が飛んだ場合はバックアップ先からデータをコピペで戻してやることも出来ます。

    ただ、HDD を交換するとMac 個体のシステムID みたいなのが変わるので、再度オーサライズの作業は必要だと思いますが、それでも再インストールという気が滅入る作業から開放されると思います(笑


    過去にOS のバージョンを上げた(か、もしくはDAW のバージョンを上げたか)ことでプラグインが使えなくなるといった状況を経験していますが、その際にもOS のクリーンインストール後にTime Machine から戻してやって解決したことがあります。


    KさんはWindows をお使いかもしれませんが、こういったシステムごとバックアップをとれるアプリによって定期的にバックアップを取っておくといいと思います♪

    僕は1日の作業の終わりに必ずバックアップを取るようにしていますよ^^


    つたない説明で分かりづらくなってしまいすみません・・・

    また何かありましたら気兼ねなく尋ねてください♪

    返信削除

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