2012年10月8日月曜日

ステレオ素材の広がりの調整だけじゃない!! Waves S1 Stereo Imager

シンセを使っているとプリセットによってステレオ感が違う場合があると思うのですが、その時に個人的に一番困るのが、左右どちらかの定位の音の方が目立つ(音量レベルが大きかったり、高い周波数の音が寄ってて目立ったり)時で、センターに位置させているのだけど、定位が寄っているように聞こえる時であります。

大体、こういう時は単体で聴くとそれほどでもないんだけど、曲の中で聴くと定位が寄ってるように聞こえるという場合がほとんどでありますが^^


そういった時に定位を操作したり、ちょっとステレオ感を狭めたりするのですが、その時に使用するのがWaves の S1 Stereo Imager  です。




音の劣化がほとんどなく、バッサリといける!!



S1 Stereo Imagerの他にこういったステレオイメージを操作出来るプラグインで僕が持っているのはNomad のMAGMA とかなんですけど、S1 で気に入っているのが、ステレオの広がり具合の調整がしやすいという点です。

僕はステレオ感を狭める時(もっと言うと、モノラルのように聴こえるように)が結構あるんですけど、その際の狭まり方が他の持っているプラグインよりもバッサリといけるのだ!!




「width」というスライダーを上げるとステレオ感が広がり、下げるとモノラルに近づいていきます。値を「0」にすると完全なモノラルになるんだけど、それほど切れ味鋭く調整出来るのが気に入っているのです。




僕のお気に入りエフェクトプラグインのNomad Factory MAGAM にもステレオイメージを操れるエフェクトがあるけど、完全にモノラルに振り切っても広がり感が少し漏れ出しているような音になって、完全にモノラルとは言えない音になる。


その点、S1 は音の劣化がほとんどないからなのか、バッサリとモノラルに出来ちゃうのだ!!


実際使う際は完全にモノラルにしないで、少しステレオ感を残すことがほとんどだけど、切れ味鋭くバッサリと簡単に調整できるので、使用頻度がむちゃくちゃ高いです。


定位も左右の音量バランスも自由自在



ステレオの広がり具合は「width」で調整しますが、定位については「Rotation」スライダーで調整します。「Rotation」を動かすことでセンター軸が移動して定位を移動させることが出来る訳ですね。




それで、S1 の特出すべき点だと思っているのが、その上のパラメータの「Asymmetry」で、これは左右のレベルを調整出来るのです!!




この「Asymmetry」のおかげで、例えば左の方が大きく聴こえるという場合にはスライダーを右に振ってやって、右定位の音を大きくして(相対的に左が小さくなる)バランスを整えてやればいいという訳です。

これは一度使ってみると分かるけど、ミックス時なんかにむちゃくちゃ便利であります!!


ステレオ音像の広がり感だけじゃないのだ!!



こういったステレオイメージが扱えるプラグインだと、まずは広がり具合の調整に目がいくと思うんだけど、左右の音量のバランスも扱えるS1 Stereo Imager はステレオ音像を本当に自由自在に操ることが出来るよ。

その際の音の劣化もほとんど感じないし、何よりもWaves のプラグインは操作が簡単で効きが鋭い!!


ステレオ音像に悩んでいる人は持ってても損はないプラグインだと思いますよん♪

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