ただ、如何せん、このポンコツな私がボツ曲ばかり排出しておりまして、皆さんにはMAGMA を使った曲をまったく聴かせていないという残念な結果になっております(苦笑
そんな日頃から使っているNomad Factory のMAGMA ですが、今回はその中で「FAT-DRIVE」というモジュールを簡単に紹介しようと思います。
ディストーションエフェクト FAT-DRIVE
マニュアル読むと、ソリッドステート回路をモチーフにした歪みエフェクトらしく、歪みの傾向としてはどちらかと言うと固めな印象がありますが、このエフェクトの特徴としては何と言っても周波数帯域毎にGain 値を変えれるということだと思います。
LOW、MID、HIGH とそれぞれ異なるアマウント量を設定出来るんだけど、歪みエフェクトでこういったモノはあまりないんじゃないかなぁ?って思う。
周波数帯域は固定なので自分で変えることは出来ないですが、この恩恵は結構デカイと思っています!!
ベースのラインが簡単に出せる
このエフェクトは幅広く使えるんだけど、その中でオススメしたいのがエレキベースに挿してやってラインを聴かせてやる方法。
僕はベースに関してはTrilian のプレベを好んで使っていて、Trilian 内のアンプシミュで音を作っているのだけど、それだけだとミックス内でちょっと埋もれがちになる。
ラインを出したい場合、EQ でハイを突くというのも良いのだけど、それよりも歪ませることでラインを出してやった方が簡単なのであります。
で、このFAT-DRIVE なんだけど、先程も書いたように帯域毎にゲインを変えれるので、ハイとミッドのゲインを上げて歪ませることでラインを強調してやることが出来るのだ!!
この際、「Countour」で歪み方も変えれるのだけど、僕は大体「7〜10」の間で調整することが多いかな。
上記はどちらかというとミックスでの処理に近いかもしれないけど、僕と同じようにTrilian でプレベ使っている人にはマジでオススメ。
AmpliTube のようなアンプシミュ挿してなくても、良い感じにブリブリいけるよ。
ドラムのキックにも挿してしまおう
ドラムのキックでアタック感を出したい場合、EQ で高域を強調させるのだけど、ミックス時に「もうちょっとアタックを出したい」という時にはFAT-DRIVE の出番であります!!
上記のベースと同じようにミッドとハイをグッと上げて「Countour」で歪み方をサクッと調整すれば、アタック感のあるキックが簡単に出来上がります。
おそらく、その所要時間は10秒もないでしょう(笑
しかも、低域は手を付けていないので、歪みによる低域のロスはほとんどないということも強調しておこう!!
ミックス時のキックの処理に困っている人には一度試してみて欲しいやり方であります♪
その他にも色々使えるよん
上記のベース、ドラムのキックに関してはミックス時での活用に近いのだけど、もちろんミックス前の音作りにも効果的です。
シンセベースを遊びながら作っていて、何気なくFAT-DRIVE を挿してミッドを強調させたらブリブリいいだしてアドレナリンが出たこともあるので、結構シンセとの相性も良いと思うよ!!
あっ、あと原音とのブレンド量も変えれるので、過激に処理したものを原音と混ぜて使用するパラレル的な使い方もお手の物であります。
こういったエフェクトがあると、やれることの選択肢が広がって面白いと思うよん^^
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