2012年2月4日土曜日

T-RackS 3 のClassic Equalize

Twitter では「IK を愛する男」なんて自分で冠を付けてしまっているくらいIK Multimedia 製品を使うことが多いのですが、ミックスにおいてもT-RackS 3 の各モジュールをガンガン使っています。

ドラクエで例えると「ガンガンいこうぜ」ってやつですね ←


で、T-RackS 3 の各モジュールの中でどうしても黄色のモジュールは地味に映る訳なんですけど、意外にも(って言ったらダメかな?w)使えるモジュールであります。


結構前にClassic T-RackS Compressor (別名:黄色コンプ)について書いたんですけど、今回はClassic Equalize (別名:黄色EQ)について書こうかと^^




ちなみに別名っていうのは僕が勝手に付けた名前でございます。


で、この黄色EQ の僕が使う箇所っていうのは、主に曲中で存在感を出したい素材に挿して出したい帯域をブーストさせるのに使っています。

もちろんカットにも使えるんですけど、このEQ はザックリとブーストしてナンボな気がするのです(笑


と言うのは、このEQ でHigh をシェルビングで持ち上げると曲中で抜けてきて存在感が増すんです。

他のEQ でもHigh を持ち上げれば抜けてくるんでしょうけど、このEQ は他と違ってグワッと持ち上げても耳に痛くならない。

気持よくどこまでも持ち上げてくれるEQ ってイメージです。(もちろん限度っていうのはありますよ^^)


シェルビングではなくピーキングで持ち上げても気持ちよく持ち上がってくれるのですが、その際のQ 幅は広めでザックリととってしまってOK!


この黄色EQ は細かい補正よりも音作りとしての補正に用いたいEQ ですね。

ギターアンプの音作りにおいてローとかミッド、トレブルなどのトーンコントロールはザックリと音作りしますが、このEQ はそんな感じにザックリと使用した方が幸せになれるEQ だと思います。


ちなみに僕の場合は、シンセパッドの抜けをもっと良くしたいなぁ〜っていう時にHigh を持ち上げてニンマリしたり、リバーブ成分をもうちょっと聴かせたいなぁ〜って時にも挿してニンマリしてます。


あと、この黄色EQ の特徴としては「スペアナがない」っていうのも大きな特徴だと思う。




上記はLogic 付属のEQ ですけど、こういった窓があるプラグインEQ の場合はほとんどがスペアナが付いています。

なので、スペアナから突出している帯域を目で見て確認して削ったりと便利ではありますが、この黄色EQ にはそれがないのです。


僕は黄色EQ にスペアナが付いていない理由は決してIK がサボっているわけではなく、「神経質に目で見て確認するな。耳で聴いてザックリと処理しろベイベー」というメッセージと捉えております(笑

補正よりもトーンコントロール的な音作りに向いている、そんなEQ ですね。


意外に手持ちにそんなEQ ってないと思うので、黄色EQ 持ってると幅が広がると思いますよ。
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