以前、僕は上記のようなことをずっと自分自身に言っていました。
それも無意識に。
でも、一向にそんな時間こないんですよね。
今は僕の中で優先順位という考え方すらほとんどなくしているんですけど、その根底にあるのは「やりたい事は全部やる」という考え方です。
曲を作りたいし、YouTube に転がっているチュートリアル動画見ながらプラグインとか弄りたいし、ブログも書きたいし、色々曲も聴きたいし、ギターも弾きたいし、ピアノも弾きたいし、大切な人にも会いたいし、ネットを徘徊したいし(←)、ランニングしたいし、筋トレしたいし、バンドもしたいし、神社に行って心を安らぎたいし、耳コピしたいし、ギター演奏動画も作りたいし、チュートリアル動画も作りたいし・・・などなど。
他にも挙げていない事はあるんですが、とにかく優先順位を付けると上記の事が日常からどんどん欠けていってしまうし、それがいつの間にか「やりたい事」から「やらなきゃいけない事」に変わってしまう。
それによって僕は心がグラグラと揺さぶられて不安定になってしまうんですよね・・・
だから、優先順位なんてほとんど考えずに、(大雑把に自分にとって一番大事なことは何か?は考えますが)その時にやりたい事をやるというスタンスになってます。
その辺の話は以前紹介した「ソース―あなたの人生の源はワクワクすることにある。」 に基づいている話なんですけど、今回はその書籍を実践しているかのような書籍、「「時間がない」から、なんでもできる!」 をご紹介。
始めると時間が生まれる
最初に述べたように「時間ができてから始める」という考えだと、その時間が一向にこないということに遭遇してしまう。特に自分にとって「やらないと死ぬ」といったような切迫したものでもない限り、そんな時間は絶対にやってこない。
例えば、何事も体が資本だと分かっている人の中で、一体何%の方が毎日ランニングをしているだろうか?
ランニングしたいと思っていても結局やっていない、そういうような人の考えていることはまさに「時間ができたらやろう」という考えなのではないか?と思う。
ランニングだけじゃなく、他の物事でも共通しているんだけど、とにかくこのように考えていると一向にその時間はやってこない。
では、その時間を生むにはどうすればいいか?
それは始めることでしか時間は生まれない。
優先順位を付けている人の多くは、まずこの「始める」ということをしない。
そして、優先順位の下の方に追いやられているモノは日の目を見ることなくホコリに被って、いつの間にか「やりたい」ということすら忘れられてしまう。
環境をととのえ、時間をなんとか作りだしてから始めようとするのではなく、とにかく始めてしまう。小さいけれども具体的な一歩を、まず踏んでみる。
時間ができてから始めるのではない。始めると、時間が生まれる。
細かいことを考えず、見切り発車でもいいからとにかく始めてしまう。始めることで自然とその分の時間が絞り出されることになるのです。
時間の密度を上げる
タイムマネジメントという言葉がある。1日を時間単位で(凄いものだと分単位で)区切ってこの時間にはコレをやろうとか、まぁタスク管理と言った方がいいのかもしれないけど、そのやり方がとにかく巷に溢れ返っていると常々感じている。
その中で自分に合ったタスク管理を実践しているのならいいんだけど、結局タスク管理をするタスクを行うのが面倒になって崩壊したり、そのタスク管理に振り回されてしまい、違ったタスク管理を探してはヤドカリのようにタスク管理という貝殻を次々に乗り移っているだけだったり。
自分のやりたい事のタスクを管理するなんてことは止めたほうがいいと思っている。
タイムマネジメントなんていう言葉に惑わされずに、今やりたい事に集中することが一番大事だと思う。
そう。集中。
時間を割いていても集中出来ていなかったらその時間の価値が下がってしまう。
僕の場合、自分で分かっていることなんだけど集中力が人より少ないと感じています。
だから、集中力が切れたら違うことを始めてしまう。
時間にしばられるのではなく、自分の集中力をさじ加減にしてどんどんやる事を変えていきます。
でも、タスク管理をしている人はそこで我慢をしてなんとか集中し物事をやろうとしてしまう。
大切なのは、まずは今目の前にある時間の密度を上げて、もっとも”価値の高い時間”を過ごすこと。「時間バリュー」を最大にする、というところがポイントです。
人それぞれやり方はあるんだけど、時間の密度を高めるという考え方だと、意外にやれる事が多くなる。
だから、自分のやりたい事がたくさんできる。
一番大事なのは「気持ち」のやりくり
優先順位を付ける考え方は「時間」に重きを置いていると感じています。
でも、一番大事なのは「気持ち」の部分。
やりたくないのに「タスクで管理しているから」という理由でずっとやっていると、気持ちの部分がどんどん荒んでくる。
ひとりでやっているなら別にいいんだけど、これが例えばバンドとかチームでやっている場合、その荒んでいる心がメンバーに向くかもしれない。
「俺はこんなにやっているのに、何でお前はやらないんだ」とか、メンバーの悪い部分にばかり目がいくことになってしまう恐れがある。
バンドじゃなくても、多分仕事場などにひとりくらい他人の愚痴ばっかり言っている人いるでしょ?笑。
やりたくないものを無理やりやらずに、その時にやりたいことをやる。という考えだと、気持ちの部分がとても理性的になると思う。
気持ちが良いからどんどんやりたくなってくる。
そういう良い意味でのスパイラルに入ると、毎日がやりたいという気持ちになり楽しくなる。
自分の目標を達成させるために、自分の夢をかなえるためにいちばん大事なのは、お金のやりくりでも時間のやりくりでもなく、「気持ちのやりくり」。
どれだけ「やりたい!」という気持ちを高められるか。そしてそれをいかに長時間キープできるか。
やる気を削ぐような出来事や状況はいたるところに待ち構えています。
今やっていることは本当に「やりたい」という気持ちを持ってやっているだろうか?この「気持ち」の部分をないがしろにすることなく、自分のやりたいことをやっていこう!
最後に
「自分のやりたいことをやっていこう!」と書いたけど勘違いして欲しくないのは、「賭け事やりたいから台を回しに行くぜー!!」とか、そういうことを言いたい訳ではない。
そうではなくて、自分の目指す「方向」を決めて「やりたいことをやろう!」ということを僕は言いたいのです。
例えば、曲を作ろうという気持ちになれない日はYouTube で色んなPV を見たり、適当に曲を聴きながらコーヒーでも飲んだり理論書を読んでもいい。
でも、それらは曲を作りたい自分にとって間違っている選択肢ではないはず。
目標を決めてそれに向かって最短距離で努力しないといけないと考えていると、これらの選択肢がまったく見えなくなる。
目標に向かっていないと罪悪感を感じる場合、目標ではなく目指す方向だけ決めて、その方向に対して自分のやりたいことをやっていくと良いと思う。
だから僕は、「ブログ書く暇あったら曲作ればいいじゃん」と言われてもブログを書くのだ。
何故なら、それは目標への最短距離ではなく、目指したい方向を見ているから。
自分が好きでやり始めたことなんだから、いつまでも「好き」という感情を持ってやりたい事をやっていこうよ。
そんなに肩肘張らなくてもいいさ。
自由気ままに音楽と接していこうよ。
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