元々ランニングを始めたキッカケはあるセミナー動画で見た「人の優先順位」に関してのもので、多くの人が間違った優先順位を付けているというものでした。
その動画では「多くの人が体のこと(運動など)の優先順位が低すぎる。時間が空いたらやろうと考えているけど忙しい人ほど運動しなさい。病気にかかったり入院する暇なんてないんだから」といったことが語られていました。
もちろん、運動しても病気にかかる時は病気にかかるだろうし、運動だけが体を良くする要素ではないですが、その動画を見て運動しようと思い、ランニングを開始しました。
まぁ、何をするにも体力ないとダメですし、最近はバンド活動を再開しようとしてて、今の状態だと必ず力尽きて灰色になると思いますので苦笑。
ランニングを1年間通して続けることが出来たと言うと、よく周りから「すごいね!!」なんて言われますが、そういうのを聞くと「何で僕は続けることが出来たんだろ?」と考えたりします。
そういえば、最近はほとんど無意識的にランニングしているな、と思ったり。
そんなことを考えていたところ、その回答を得る書籍に出会いました!!
今年読んだ書籍の中でダントツにスバラシイと感じる 「やってのける ~意志力を使わずに自分を動かす~」から、より良い計画とはどういったものか?という点について考えてみたいと思います。
「何を」だけでは継続出来ない
計画を立てる際、一番初めに「何を」の部分を考えると思います。
例えばダイエットしたい場合、 この「何を」が「摂取カロリーを減らす」、「運動する」などにあたりますが、この「何を」だけではきわめて効果の薄いものとなってしまいます。
これでは肝心な部分がスッポリと抜けているからです。
継続とは行動して初めて成り立つものと思います。でも、「○○する」だけではその行動がまず起こらない。行動が起こらないから継続も出来ない。
では、効果的な計画を立てるにはどうしたらいいか?
それは「何を」だけではなく、「いつ」「どこで」「どのように」を考えることで計画が効果的なものになります。
「いつ」を考える
まず「いつやるか」が決まっていないと、なかなか行動出来ません。
僕の場合、ランニングは曲作りを終えて仕事に出かける間の40~50分間。この時間にランニングをすると決めてしまっています。ランニングする時間を強制的に確保している感じですね。
そして、この「いつ」を考える際、トリガーになるものを組み入れると効果的です。
上記で述べましたが、僕は「曲作りが終わった後」ランニングをすると決めていました。「曲作りが終わる」という状況が、「ランニングをする」という行動と直接結びついているので、コレを合図として行動につながっていました。
書籍の中ではこれを「条件型計画」として記載されています。
たとえば母親から、こまめに連絡をしてほしいと言われているとします。週に一度電話するという目標を立てますが、「電話をしたい」と心のどこかで思っているにもかかわらず、受話器を手にするのを忘れてしまう日々が続きます。
(中略)
そこで、条件型計画を作ります。「日曜日に夕食を終えたら、母に電話する」という計画です。このとき、頭のなかで、「日曜日の夕食後」という状況が、「母に電話する」という行動と直接的に結びつきます。
すると、脳内でこれらの状況や手がかり(日曜日の夕食後)が高度に活性化されます。 P189
「いつ」を考える時に、このようにトリガーとなるものも考えると、自然に体が行動するようになるという訳です。
「どこで」を考える
計画を立てる時に「どこで」を考えていない場合も多いです。
最初に述べたダイエットの場合、「運動する」といってもジムに通うのか、近所をジョギングするのか、とにかく「どこで」を考えないとなかなか行動出来ません。
この「どこで」を考える利点は、その場所に行くと自然と行動しようかな、と思うことです。
例えば僕の場合、ランニングするコースは決まっているんですが、日によっては気乗りしない日もある。「外寒そうだなぁ」とか思う時もありますから。
でも、「まぁとりあえず外の空気でも吸ってくるか」という軽い気持ちで外に出てみる。すると、「せっかく外に出たんだし走ってみるか」という気持ちになり、ランニングを始めます。
「どこで」というのは、その場所そのものが行動のトリガーになっています。
曲作るの面倒だぁ~と思っても、なんとなく椅子に座ってPC を立ち上げてみる。PC 立ち上げたしついでにDAW も立ち上げるか、DAW 立ち上がったし適当にソフトシンセでも鳴らしてみるか、と行動に繋がっていく。
この「どこで」を計画の中に組み込んでみると、きっと行動が継続すると思いますよ。
「どのように」を考える
計画を立てる際、意外に「どのように」が決まっていないことがあります。
例えば僕の場合、ランニングするにしても「シューズは何履けばいいの?」「そもそも走り方ってあるの?膝痛めない?」「毎日何km 走ればいいの?そもそも毎日走った方がいいの?」などなど、「どのように」については意外と考える項目が多い。
最初に述べたダイエットの場合、「摂取カロリーを減らす」と計画立てても、「どのように」が決まっていないから上手くいかないだろうというのは明白だと思います。
この「どのように」というのは行動の中核なので、必ず明確にしておかなくてはいけません。
「どのように」を明確にすることで、「いつ」「どこで」をトリガーにして無意識に行動にアプローチすることになります。
全ては無意識に
このように「いつ」「どこで」「どのように」を決めて計画を立てると、その行動はいつしか無意識的になり、それが「習慣」というものだと感じています。
僕は「いつ」「どこで」「どのように」を考えていたわけではなかったんですが、この書籍を読んでよくよく自分の行動を考えてみると、まさに「いつ」「どこで」「どのように」を考えてランニングをしていました。
また、ランニングが苦痛と感じることがなかったのは、半ば無意識に行動に移せていたからだと感じています。
これを音楽に生かせればもっとより良い自分になれそうな気がするんですが・・・笑。
この「やってのける ~意志力を使わずに自分を動かす~」は本当に今年読んだ書籍の中でもダントツでイイです。(1ヶ月2冊は最低でも読んでいるので、年間だと24冊以上何かしら読んでいます。もちろん、漫画とかそういったものではなくて・・・ですよ^^)
この書籍は心理学の側面から目標などについて書かれていますが、何故僕が目標を立てることが嫌いになったのか、その理由を気付かされる書籍です。
心理学の側面から書かれているんだけど、むっちゃイイ!!僕自身、目標とか嫌いだったんだけど、何故目標が嫌いなのか?がよくわかった。そして、自分に最適な目標を作ってみようと思ってる。 RT やってのける ~意志力を使わずに自分を動かす~ http://t.co/YFKmcVQSfT
— R指定ギタリスト Yuuki-T (@project0t) 2013, 11月 28
そして今、僕は自分に合った目標をもう一度立ててみようと思っています。
それだけ心動かされた書籍です。
書籍の中で語られている目標のことなども、自分の目標が出来たら一緒にブログに書けたらいいなと思います。
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